タイプ別ダイエット処方
ダイエットというとすぐに思い浮かぶのが「食事制限」。でも体質を無視して無理に食事を抜いたりすると、反対に太りやすい体質になったり、リバウンドする結果にも。自分のタイプに適した対策で「脂肪をためない」「太らない」体質を作りましょう。
体重よりも体脂肪・体調を重視される方のダイエットは、当店の薬剤師・国際中医専門員にご相談下さい。
体力があって食欲旺盛。
余分な水分と熱がたまり、リバウンドしやすい。
食事
食欲旺盛で早食いしやすいタイプなので、少ない量でも満腹感を得られるようにゆっくり噛んで食べるのがポイント。体にたまった熱を取り、水分代謝を促進する大豆食品やトマト、キュウリなどの夏野菜、食物繊維たっぷりの根菜や海草類を。
運動
体力があるタイプなので、余分なエネルギーを発散できる全身運動の水泳やジョギングがおすすめ。ただし、汗をかきやすい体質なので、発汗しやすい夏は水中運動や水泳を。
ストレスが蓄積し、過激なダイエットに走りがち。
長続きしなくて体重の増減が激しい。
食事
偏食しやすいタイプなので、食材の種類を多くすることがポイント。ストレスで気が停滞しやすいので、気の流れを良くする柑橘類やバジルやセージなどのハーブ類、セロリやセリ、シソなどの香り野菜、気分を穏やかにするジャスミン茶を。
運動
熱しやすく冷めやすいタイプなので、過激な運動よりどこでも気軽にやれる気功や太極拳など、緊張した筋肉を伸ばす運動で、気分もリフレッシュしてストレス解消を。
血行不良で冷えや肌のくすみが気になる。
食事制限をしても効果がない。
食事
冷えによる血行不良タイプなので、体を温めて血液循環を良くする食事が基本、体を冷やす生野菜や刺身、冷たい飲み物は控えめにニンニクやラッキョウ、ショウガやネギなどの温性の食べ物、血行を助けるセロリや紫タマネギもおすすめ。
運動
血液の循環を良くして血中脂肪をためにくくするウォーキングやストレッチが最適。特に骨盤のうっ血を取るのがポイントなので腰や下半身を中心にした運動がおすすめ。
体力がなく運動がキライ。
食事制限をしても効果がない。
食事
食べる量が少なく、消化吸収や代謝を促進する気が不足しているタイプなので、三食きちんと食べるのがポイント。気を補い、消化機能を促進する山芋、豆腐や枝豆などの豆類、代謝を高める唐辛子やニンニク、ショウガなどの香辛料を上手に活用。
運動
疲れやすく体力がないタイプなので、激しい運動は逆効果。ウォーキングや水中運動など、体に負担をかけないものが最適です。呼吸法を取り入れたヨガや気功などもおすすめ。
おすすめのダイエット法
単純に見かけの体重だけをだけ落とすならいくらでも可能です。極端な言い方をすれば食べなければぐんぐん痩せていきます。
しかしご存知のように食べないダイエットがどれ程危険であるかは周知の事実です。
よく見かける通信販売などのダイエット商品のうたい文句は必ずと言っていいほど「○○で10kgやせた!!」とか、「○○を飲んで、たった1週間で-7kgに成功!!」といったお客様の体質や生活を全く無視したものばかりです。
一つのものが万人に対して同様な効果が出るものではないことくらいどなたでも知っています。
しかしやせるといううまい言葉にのせられてついつい無駄な買い物をしてしまうのです。太ってしまった原因はその人その人によって違って当たり前です。一つ一つの原因を探ってきちっと対応して初めて満足のいく結果が得られるのです。