血糖値が高い・糖尿病

糖尿病は自覚症状としては、多尿、頻尿(尿に独特の甘い臭い)、全身倦怠、口渇・多飲、多食(空腹感が強い)、食べているのに体重減少などの症状がありますが高血糖が長期間続くと神経細胞や細かい血管の多い眼や腎の合併症状を起こすことが多く糖尿病が怖いとされる理由です。糖尿病の予防には、食事と運動また合併症の予防に血管力をつけるような漢方がおすすめです。

食事療法の基本

糖尿病の方の摂取カロリーを抑制することが大切

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22 として
標準体重×25~30(軽い仕事)x30~35(中等度の仕事) x35~40(重い仕事) =1日の総エネルギー(kcal)
をめやすとしましょう。

バランスの良い食事が必須

糖質50%、たんぱく質25%、残り25%を脂質・果物・野菜・乳製品でバランス良く1日30種類以上の食品を脂質の取りすぎに注意しながら野菜・きのこを充分にお酒は血糖値が安定している時だけにしましょう。果物は1日に100kcalとしましょう。

食事量は腹7分目

食事は1日3回、規則正しく

夕食は午後9時までに済ませましょう。

《1型糖尿病の方》

  1. 短期目標として血糖値を少しでも正常に近づけ糖尿病の諸症状(口渇・多飲・多尿・体重減少)を和らげ、糖尿病昏睡を防ぐこと。
  2. 長期目標としては血糖値を正常に近づけヘモグロビンA1Cを正常値に近く維持しましょう。

《2型糖尿病の方》

  1. 短期目標食事療法と運動による体重コントロールに尽きます。血糖値を正常に近づけましょう。
  2. 長期目標は血糖値を正常近くに維持し神経障害・感染症・高脂血症・最小血管合併症を防ぎましょう。

糖尿病と中国漢方代謝平衡

糖尿病は中医学では“消渇"病とよばれ多飲、多食、多尿、体重減少、分泌物と排泄物に甘みを帯びることです。原因は、老化や過労と房労、飲食不節などによる臓腑の、とりわけ脾腎不足が糖尿病を引き起こす主な素因と考えられます。

糖尿病の治療

補脾気(脾の機能を補う)と填腎精(生殖排泄機能を充填)が中心で、糖尿病の8割は脾と腎から論治すると効果があるといわれています。
脾気を補う黄蓍を主薬とした補中益気丸や、填腎精護陰としての熟地黄と五味子を含む八仙丸・麦味散がよく使われます。
麦味散は、人参・五味子・麦門冬で構成される中国の漢方薬です。人参は気を補い全身倦怠を改善し、五味子・麦門冬は 津液(身体に必要な水分)を補い、口渇を改善します。
いずれの生薬も穏やかな血糖降下作用があるので自覚症状の改善だけでなく、根本的な改善効果を期待できます。
更に、黄蓍を主薬とした衛益顆粒と補中益気丸を併用することにより補脾益気の作用が強まり、血糖値や、糖尿病に多いムクミに効果的です。糖尿病の方がもっとも怖い血管障害や神経障害などの合併症には、手足の痛み、しびれ、感覚の異常、脳梗塞、心筋梗塞がありこれらは、血行不良に相当するため、血行改善薬が効果的です。
於血の予防には活血の丹参製剤、霊芝を併用すると、合併症の予防になります。
また、眼底出血の恐れがあれば田七人参の併用が効果的。

食後の急激な血糖値の上昇をおだやかにする働きのある特定保健用食品が多く発売されています。グルコケアは難消化性デキストリンという水溶性の食物繊維が食後の糖の吸収を抑制することで血糖値の上昇をおだやかにします。血糖値は、食後に上昇しますので、食事と一緒に「グルコケア」を飲んでいただくことが大切です。

漢方で体質改善

漢方で体質改善

費用は、症状によりまちまちですが1ヶ月1万円~2万円が目安です。
中医学不妊周期調整(周期療法)とは、夏桂成が構築された『不孕不育与月経周期調理』に基づく不妊治療の理論で、現在中医学で不妊に対して行われている治療法の主なものです。心にも身体に優しく西洋医学的治療と並行して行えるので、日本でも注目されています。
弊社でも薬剤師の乾芙美子・乾マリコが、中医師の劉怜先生のご指導のもとご相談を受け付けています。お気軽にご相談下さい。

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